2021年03月
インフィニットビキニボクシング01 について
2021/3/1に発売された「Infinite Bikini Boxing 01 新村あかりvs美波沙耶」についてのお話。
出演者のお二人のアグレッシブさが素晴らしく、美女ボクシングムービーの金字塔というべき大傑作が出来て満足しております!
〇はじめ、僕はボクシング作品から逃げていた…
キャットファイトものを撮りはじめて9年になりますが、正直、ボクシング作品を作るの避けてた… というか逃げていたんですよね…
だから最初にボクシングものを撮ったのは、3年ぐらい前です。
撮りはじめたのはいいけど、撮影も編集も大変で… あまりやりたくなかったです。
しかし最初のボクシング作品から1年後、転機は訪れます。「咲坂花恋VS星咲マイカ」戦を撮り、この作品ではまだ「顔を殴るときだけ、一瞬カットが変わる」という従来のやり方でしたが、この撮影で次回からの撮影方法の改革を閃きました!
〇「咲坂VS高梨」
そして、再び咲坂花恋さんで撮影したときから、今のボクシング撮影のスタイルが生み出されました。キックボクシング経験者の咲坂さんは元より、相手は運動神経が良い高梨梨乃さんだから、この新しい撮影方法に対応できるだろうと思っていました。
これで「カット割り無しにシームレスに顔面を殴る」撮影スタイルが確立されました。
僕は、「顔を殴る一瞬だけカットが変わる」とか「エフェクトかける」のがあまり好きではありません。
いかに「ケガをさせない範囲で安全に、でもいかにガチ感を出すか?」という事にこだわりがあります。
そのため、演出面(ヤラレとか…)では劣る部分が出てきてしまいますが、それでも僕は「ガチ感」のほうにこだわりたいです。
全試合・全ラウンドとは言わないですけど、ほとんど「ラウンドの途中ではカメラ止めずに」撮影しています。
ロングなワンカット回しっぱなし、ノー編集で見せる事もやろうと思えば出来るのです。
〇スタイルは確立したけど、日々進歩…
「咲坂VS高梨」戦で、新しいスタイルは確立できたけど、でもやはり、それで終わりではなく、そこからが始まり。
ボクシングの撮影があるたびに、「ここは、こうしよう、ああしよう」って課題が出てきて、小さいながらも改善を続けてきました。
具体的な事は書けませんけど…
このスタイルも「夢乃美咲VS優木なお」で一つの到達点に達したなーと思いました。
〇そして今回の、新村あかりVS美波沙耶
キャスティングに関しては、新村あかりさんは2年ぐらい前から使いたいと思っていた女優さんでした。で今回、初めてお願いすることになり、相手の候補は5人ぐらいあがってきたのですが、その中で迷わずに美波沙耶さんに決定!
「やはりプロレス撮影あっての… ボクシングも…」が本音ですが…
ボクシングを撮るのはギャンブル要素強いのですが、「あの二人なら大丈夫だろう!」 という信頼はしていました。
撮影方法は研究してきたとはいえ、やはり出演者あっての撮影ですからね。これボクシングでもプロレスでも、いい作品が出来るかどうかは出演者次第なわけです。(といっても、「格闘経験無い人たちに、やらせてる」んだから、出来なくても当たり前。出来なくても仕方がないのです)
そして二人は予想以上のアグレッシブで激しいファイトをしてくれました!
今回、撮影スタイルは以前と全く変えてません。あえて言うならば、ダウンカウントを、彼女たち自身の口でカウントさせた事と、ダウンカウントを尺稼ぎのスローカウントではなく、フツーの速度のカウントで数えさせました。
「ダウンしている姿」を見せるんじゃなくて、「殴り合い」を見せたいんです!
激しい運動量で、遠慮なくガンガンと殴り合ってくれた二人の素晴らしいファイトにより、今までで最高のボクシング作品となりました!
ぜひ二人の激しい名勝負を見ていただきたいです!
「Infinite Girl’s Wrestling 02 黒江ユリアvs悠木なおみ」作品紹介
Infinity X第二弾!! 「インフィニットガールズレスリング02 黒江ユリアvs悠久なおみ」についてのお話です。
〇キャスティング
まず、「二人のうち一人は経験者がいたほうが安心」という事で、優木なおさんが決まりました。
そして、その相手役に黒江ユリさん。完全に見た目で決めました!! リアルでお会いしたら元AKB48の河西智美さんに似た感じでした。
〇内容
前作を踏襲した、リベンジストーリーです。僕は、「必殺仕置人」大好きですので。
優木なおさん演じる「悠木なおみ」は、完全に中村主水キャラです。 中村主水といっても、必殺シリーズ後期の「表も裏もあまりやる気なさそうな倦怠感あるオジサン」ではなく、「必殺仕置人」での「ギラギラとした正義感・熱意を持ったエネルギッシュ、しかし同心としてはそれが発揮できず、仕置人としてそれを発揮する中村主水」です。
悠木なおが、メガネを外し、ダサいジヤージを脱ぐ1カットは、ちょっと必殺シリーズを意識してます。
〇撮影
入場シーンのスモークが、前作では足りなかったのですが、今回は炊きすぎました!! もうコレは試行錯誤です!
黒江選手が、序盤は「生意気な新人」キャラなのですが、上手にやってくれました!
基本的なフォーマットは前作を踏襲しているので、黒江さんは「生意気な選手が、徐々にボロボロにされていく」という変化をうまく表現してくれました!
優木なおさんには、何も心配してませんでした! 「今まで通りやってください!」っ感じで!
〇泣き
以前より優しくなくなってしまった僕…(笑) 負ける方にはやはり泣いていただきたいです!
一本あたりの撮影に、台本作る時間も撮影時間もかけれるようになったので、表現したいものが実現しやすくなりました。
今回も、期待以上のエモーショナルでサディスティックな試合、敗者の哀れでみじめな姿が表現できたと思います!